歌謡コーラスグループ「純烈」リーダーの酒井一圭。公開中の映画「純烈ドキュメンタリー 死ぬまで推すのか」を見て、ファンとの残り時間を考えたそうだ。
映画は、2024年11月の日本武道館公演の舞台裏を描く。カメラはメンバーだけでなく、ファンにも向く。妊娠中に夫と死別した女性。夫がマルチ商法に手を出した――。さまざまな事情を抱えた人たちが武道館へと集まってくる。
「見てドキッとしたね。グロい。エグい。やっぱりそれぞれいろいろあるよなと」
タイトルに「死ぬまで推すのか」とある通り、推し活のタイムリミットも意識させられる作品でもある。「人生最後に応援するのが純烈や、って方は結構いらっしゃる。年齢層的にもね」
人生いつかは終わりが来る。純烈の活動は「お客さんとのデスマッチ」と思っている。「どっちが先に死ぬねん、行くぞ!ってね」
思い描いている、理想の終わり方がある。
「純烈のファンがみんなこの世からほんまに去ってしまって、誰もいなくなるところまで見送ってみたい」
デスマッチを生き残ったら、きっとこう思うとイメージしている。
「メンバーやスタッフのおかげでもなく、ファンのみんなのおかげやったな。そう思って一礼して、この世を去るのがベストです」
上映は5日から、TOHOシネマズ日比谷ほか全国で期間限定。